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古九谷の色彩法

青手樹木図平鉢(石川県立美術館) 青手山水図平鉢(金沢市中村記念美術館)

青手罌粟図平鉢(石川県立美術館)

古九谷の色絵付は、呉須で線描された上に絵具を厚く盛り上げて塗る方法が多く、九谷古窯の焼成素地の 質の悪さをカバーするためにべた塗りの彩法をとったと思われます。

青手桜花散文平鉢(石川県立美術館)

伝世品の多くは九谷五彩と呼ばれる酸化鉛系の絵の具で紺青、黄、緑、紅柄の赤の五色で描かれています。  古九谷の画風には、柿右衛門や鍋島様式、京焼の仁清風のような一定したものがなく、色絵の彩色や運筆に 古九谷風ともいうべき特色をもっています。  古九谷の自由奔放なモチーフは田舎の職人では浮かばない発想です。

加賀藩の財力により招請された当時の一流の大和絵や文化人の遊び心から生まれた粋な“シャレ”と いえましょう。絵画の狩野探幽、久隈守景、俵屋宗雪、茶道の金森宗和、小堀遠州等が古九谷の素地に 直接筆を取り、遊んだ線描きに職人たちが絵の具を塗ったか、あるいは日本を代表する名工や名匠に直接指導を 受けたと思われます。

青手山水図平鉢(小松市立博物館)

それ故に古九谷は、けっして量産品やコピーではなく、一品製作なのです。また藩窯であるがゆえ藩主の 鋭い目があり、加賀へ招請された画人たちは古九谷へその名を記することなく一筆啓上したのでは ないでしょうか。一幅の日本画の掛け軸を見るような風雅な古九谷や、現代の作品と思わせるような 新鮮な感覚にあふれた古九谷作品は、それぞれ誰が描いたか、今となっては永遠の謎としてロマンを 感じさせてくれます。

現在の芸術や美術は、まったくの開かれた世界で、誰でもが一流の芸術や美術を観賞し体感すること ができます。古九谷の時代は、科学技術の未発達と文献等のない時代です。製陶技術の体得は今と異なり 大変難儀をしたと思われます。たとえ短い40年間といえども、古九谷が忽然とあらわれ、静かに消えた事は 歴史の無情を示しているといえます。


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古九谷(九谷古窯)
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再興九谷